ヤリスクロス4wdの雪道での性能は⁉ガソリン・ハイリッドどっちが良い⁉
ヤリスクロスは、トヨタが製造・販売する小型クロスオーバーSUVモデルです。
また、欧州から販売スタートしたこともあり、ヤリスクロスは欧州譲りのモデルであるとも言えます。
現在では、ヤリスクロスはグローバルモデルとして世界販売されているのも特徴です。
同モデルには、ガソリンとハイブリッドグレードがラインアップしています。
両グレードには、4WDモデルもそれぞれラインアップしています。
それでは、ガソリンとハイブリッドで雪道性能にどのような違いがあるのでしょうか?
ここでは、ヤリスクロスのガソリンとハイブリッドでの雪道性能の違いや、ガソリンとハイブリッド4WDが、どのような方にそれぞれオススメなのかなどについて話してみます。
ヤリスクロス4wdの雪道での性能は⁉『雪道性能』
ここでは、ヤリスクロスガソリンモデルとハイブリッドモデルでの雪道性能について解説します。
ヤリスクロス ガソリン4WDの性能は?
ヤリスクロスガソリンモデルの4WDは、ダイナミックコントロール4WDが搭載されいます。
もちろんリアにもデファレンシャルが装備されていて、基本的には4WDが常に稼働している状況となります。
自動電子制御によって、FF駆動に近い状態と完全4WD駆動になる状態を雪道状況やスリップ状況などによって制御しています。
ダイナミックコントロール4WDを基本ベースにして、ダウンヒルアシストコントロール機能(スイッチ式)やマルチテレインセレクトコントロール(マッド、サンド、ロック、ノーマル)のモード設定も可能になっています。
雪道走行でのトルク過大によるスリップなどを避けるために、スノーモードボタンも装備されています。
ヤリスクロス ハイブリッドE-Fourの性能は?
ヤリスクロスハイブリッドE-Fourでは、ガソリンモデルのようなデファレンシャルタイプを採用していません。
リアにはモーターが装備され、4WDを制御しています。
具体的には、発進時にスリップを検知すると、4WDとしてリアモーターに駆動が伝わります。
そして、雪道での平常走行ではFF駆動が中心となっています。
走行中であってもスリップを検知すると、4WDが自動作動する仕組みになっています。
ここで大事なのは、減速時は基本的にFFにして、回生エネルギーなどを蓄えるシステムになっていますので、4WD制御化されていないといえます。
こういったE-Fourシステムを基本としながら、ダウンヒルアシストコントロールやトレイル(脱出)モード、スノーモードが別途装備されています。
ダイナミックトルクコントロール4WDとE-Fourの大きな違いは?
両4WDの一番の大きな違いは、エンジンの駆動を後輪に直接伝えているか、いないかであるといえます。
直接伝えているダイナミックコントロール4WDは、必ず後輪にも駆動が常時伝わっている状態です。
一方E-Fourの場合は、FFを基本とし、滑るシチュエーションになったら4WDに切り替わるという4WDです。逆を返せば、ほぼFF走行していると言って良いでしょう。
だだし、エンジンに負担がかかるガソリン4WDに比べて、ハイブリッドのE-Fourの方が、燃費性能に優れているという利点もあると考えます。
ヤリスクロス4wdの雪道での性能は⁉『オススメな方は?』
ここでは、どういった使用シチュエーションの人が、ガソリン4WDに向いて、どういった人がハイブリッドE-Ffourに向いたいるのかを説明します。
ヤリスクロスガソリン ダイナミックトルクコントロール4WDがオススメの方は?
車両価格は、ガソリン4WDの方がハイブリッドE-Fourに比べて、40万円前後安くなります。
年間走行距離が少ない方で、常時降雪が続き、路面に雪が多くあり様な地域に住む方は、ガソリン4WDの方が、経費負担も安全走行も安心だと考えます。
雪国に住んでいる方は、基本的に4WDを好んで乗っていると考えます。
好みは分かれますが、しっかりとリアにデファレンシャル機能が装備されている4WDの方が安心だと考えます。
ヤリスクロスハイブリッド E-Fourがオススメな方は?
一方ハイブリッドE-Fourがオススメな方は、年間走行距離が比較的多く(20000㎞以上)、降雪地帯であっても、都市部で除雪がしっかりしている地域にお住まいの方や、たまに降雪地帯に行く方だと考えます。
年間走行距離が多い方は、やはりハイブリッドモデルの方が燃費性能が格段に良い(公表燃費で11㎞/lほどの差)ことから、ハイブリッドをチョイスする方が経費的に安心でしょう。
降雪地帯である北海道などでも、ハイブリッドE-Four販売が進んでいるとを考えると、都市部などの降雪であれば、比較的問題なく走行できていると考えます。
雪道で2WD(FF)の選択肢はどうなのか?
常時降雪地帯でFFの選択をしてしまうと、上り坂発進などの際に、まったく進めないという状況が高確率で発生します。
やはり降雪地帯では、4WDモデルの方が有利であるといえます。
ヤリスクロスを雪道性能で強い順に並べると、ガソリン4WD→ハイブリッドE-Four→ガソリンFF→ハイブリッドFFという順序です。
一方車両価格を除いたランニングコストからいうと、やはりハイブリッドの方が優っているといえます。
ユーザーさんは、使用シチュエーションと予算、ランニングコストを考えて購入すると失敗が少ないでしょう。