ヴェゼルガソリンとe:HEV どっちがオススメ⁉ 比較してみた!!
ヴェゼルには、ガソリンモデルとハイブリッドモデルがあります。
ラインアップ的には、ハイブリッドモデルの方がグレード展開が多いので、一般的にはハイブリッドモデルをチョイスする方が多いような気がします。
これは、昨今のエコブームや燃料費高騰の関係からみても、メーカー設定は間違ってはいないといえます。
また日本では、2035年までにはガソリンモデルの新車販売を廃止する動きが出ています。
こういった観点からメーカーでは、ハイブリッドなどのガソリン車以外のモデルを推進しているといえます。
それでは、ヴェゼルガソリンとe:HEVとでは、実際にどちらが良いのでしょうか?
ここでは、ヴェゼルガソリンとe:HEVのどちらがオススメなのかを多方面から検証し、どういった人にオススメなのか解説してみます。
ヴェゼルガソリンとe:HEV どっちがオススメ⁉「車両価格比較」
まずは、ヴェゼルガソリンとe:HEVの車両価格を比較してみます。
ヴェゼルガソリンの車両価格
グレード名 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
G | FF | 2,399,100円 |
G | フルタイム4WD | 2,619,100円 |
ヴェゼルのガソリンモデルは、1グレードでFFモデルと4WDモデルが展開されています。
ヴェゼルe:HEVの車両価格
グレード名 | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|
e:HEV X | FF | 2,778,600円 |
e:HEV X | フルタイム4WD | 2,998,600円 |
e:HEV Z | FF | 3,001,900円 |
e:HEV Z | フルタイム4WD | 3,221,900円 |
e:HEV PLaY | FF | 3,418,800円 |
ヴェゼルe:HEVは、3グレード展開していて、最高グレードのPLaYだけがFFのみの設定になっています。
ガソリングレードとe:HEVとの車両価格差は、約40万円から100万円強という状況です。
ヴェゼルガソリンとe:HEV どっちがオススメ⁉「ランニングコスト比較」
ヴェゼルガソリンとe:HEVでの一般的なランニングコストを調査してみました。
ヴェゼルガソリンの燃料コスト
グレード名 | 駆動方式 | 燃費 |
---|---|---|
G | FF | 17km/l |
G | フルタイム4WD | 15.6km/l |
年間の燃料費は、現在の燃料高騰の中で一番重要なランニングコストとなります。
年間10,000㎞走行の場合、ガソリン代180円/Lとして、公表燃費から計算してみます。
- GのFF 10,000円÷17㎞/L×180円/L=105,882円
- Gの4WD 10,000円÷15.6㎞/L×180円=115,384円
年間20000㎞の場合は、単純に倍になるという計算になります。
ヴェゼルe:HEVの燃料コスト
グレード名 | 駆動方式 | 燃費 |
---|---|---|
e:HEV X | FF | 25km/l |
e:HEV X | フルタイム4WD | 22km/l |
e:HEV Z | FF | 24.8km/l |
e:HEV Ze | フルタイム4WD | 22km/l |
e:HEV PLaY | FF | 24.8km/l |
ヴェゼルe:HEVの場合はどうでしょうか?条件は、ガソリンと同じにします。
- e:HEV XのFF 10,000㎞÷25㎞/L×180円=72,000円
- e:HEV XとZの4WD 10,000㎞÷22㎞/L×180円=81,818円
- e:HEV ZとPLaYのFF 10,000㎞÷24.8㎞/L×180円=72,580円
一番大きいランニングコストが、燃料費の違いだと筆者は考えました。そのほか自動車税や車検費用、整備費用、任意保険などはありますが、年間コストで考えると大きな差額がないと考えます。
例えば、GのFFとe:HEV XのFFでは、年間の燃料費差が10000㎞の場合で34,000円ほどとなります。20,000㎞の場合は、倍の約70,000円になります。
ヴェゼルガソリンとe:HEV どっちがオススメ⁉「オススメするケース」
上記のような車両価格や燃料コストなどを踏まえて、ヴェゼルのガソリンモデルに向いている人とe:HEVに向いている人を紹介していきます。
ヴェゼルガソリンをオススメする人
ヴェゼルの年間走行距離が10,000㎞前後のユーザーは、ガソリンモデルを購入するのが良いのではないでしょうか。
また、なるべく車両価格を抑えていきたいという方も、年間20,000㎞よりも多く走行しないというケースでは、ガソリンモデルをオススメします。
なぜなら車両代金+燃料コストで、e:HEVよりもかなり長い期間お得になるといえるからです。
G FFモデルの車両価格は、2,399,100円です。
e:HEV XのFF車両価格は、2,778,600円となっています。
その差が約38万円あります。
それに対して、一番大きいコストである燃料費は、33,882円です。
10年以上は、車両代金+燃料コストで逆転しないことになります。
もし15,000㎞走行したとしても、7年位は逆転しないことになります。
走行距離が多くなく、なるべく総コストを下げたいと思っている方は、ガソリンモデルをオススメします。
ヴェゼルe:HEVをオススメする人
一方ヴェゼルe:HEVの場合は、ガソリンと逆のことが言えます。
年間走行距離が30,000㎞も走るという方は、ガソリンモデルを購入してしまうと、3年くらいで総コストが逆転する可能性が出てきます(Gとe:HEV X比較)。
仮に高グレードのモデルと比較しても、走行距離が多い方は、ガソリンモデルを購入してしまうと、ガソリン給油の回数も多くなるので、精神的にも費用が掛かっているなと思うでしょう。
もちろんエコのことを考えて、車購入しようとしている方は、e:HEVをチョイスすることで、ガソリンモデルにはないエコ感を体感できると思います。