新型エクストレイルe-powerの燃費・性能を解説!!
この記事では新型エクストレイルe-powerの燃費・性能について紹介していきます。
2000年に初登場して以来、サイズ感やボクシーなスタイリングからタフネスで使い勝手が良く、大ヒットしていますね。
2022年にフルモデルチェンジを行ってから人気の落ちない新型エクストレイルですが実に様々な性能が追加されました。
特に最高グレードのGクラスは高級感のある見た目や充実した機能、装備がついています。
2023年4月より受注再開されましたが、半導体の不足と人気車種ということもあり、現在納車まで約10か月待ちの状態です。
今回は人気の新型エクストレイルについてですが、
「そもそもe-powerって何?」
「新型エクストレイルの魅力はあるのか?」
新しく生まれ変わった新型エクストレイルe-powerの性能を包み隠さずお話します。
そもそもe-powerって?
引用元URL:https://www.webcg.net/articles/gallery/47138
e-POWERとは日産が誇る、シリーズ式のハイブリッドシステムのこと。
シリーズ方式のハイブリッドは、エンジンが発電機を回すことで電力を生むことができます。
そしてその電力をバッテリーに充電することが可能です。
では電力でどうやってタイヤを動かしているのか?
ハイブリッドシステムでは、バッテリーから送られる電力や、バッテリーがいっぱいのためエンジンから直接送られる電力を使い、モーターを回してタイヤを動かしています。
e-POWERのメリットは常にモーターから動力を得ていることです。
これにより、力強いトルクや発進時の加速など、モーターのシャープな動きを味わえることでしょう。
新型エクストレイルe-powerの性能は?
アウトドアを楽しむレジャー向けのSUVとして知られていたエクストレイルですが、
現在、新型エクストレイルは日産の電気自動車技術の象徴となっています。
新型エクストレイルには、「e-4ORCE(イーフォース)」という名の4輪の駆動力を独立制御する電動技術が追加されました。
これにより走りの性能を更に高めることに成功し新タイプの電動式AWD(4輪駆動)システムとなりましたね。
前後のモーターとブレーキを統合制御することによって4輪の駆動力を最適化し、雪道などの滑りやすい路面での安定した走行性を高めています。
ストレスのないハンドリング、揺れの少ない快適な乗り心地を実現しています。
走行面では他にも、ブレーキ協調制御を採用した「e-Pedal Step」を搭載しています。
アクセルペダルだけで車速をコントロールできるため、ワンペダル感覚で運転が楽しめます。
走行時のストレスを徹底的に除去することで運転時の快適度が増しますね。
2022年7月に登場した現行型のエクストレイルは、ハイブリッド専用車であり、第2世代の「e-POWER」を採用しています。
新型エクストレイル日本仕様には、1.5L VC-TURBO e-POWERが搭載されており、エクストレイルは発電用エンジンに初めてVCターボを採用しています。
VCとはヴァリアブル・コンプレッションの略で、VCターボはエンジンの圧縮比を自在に変えることができます。
圧縮比が低いほうが瞬発的な力強さを得やすく、高いほうが高効率という特性があります。
VCターボが追加されたことで排気量わずか1.5Lの3気筒ターボエンジンが十分な発電能力を発揮できるようになりました。
その結果として、新型エクストレイルe-powerには、最高出力150kW、最大トルク330Nmのフロントモーター100kW、195Nmのリアモーターを使用することが可能となりました。
これはエクストレイル同様にe-POWERによって前後モーターを駆動するノートに対し、フロント1.2倍、リア1.9倍の力強さとなるでしょう。
ノート等の他の車種で培ってきたノウハウを一段高いレベルに引き上げ、力強くも洗練された技術が新型エクストレイルには詰め込まれていますね。
サードシートを備えた7名定員仕様の設定、悪路対応走行モードの採用など、ミドルSUVとしての実用性にも優れているが、電動駆動の利点を活かした走りが最大のアドバンテージです。
オンロードでの走りとしなやかな乗り心地はミドルSUVではトップクラスでしょう。
e-powerの燃費はいいの?
新型エクストレイルはハイブリッド専用車であり、WLTCモードでの燃費は2WD車が19.7km/L、4WD車が18.3~18.4km/Lです。
エクストレイルの4WD車の実燃費は16.6km/Lです。
カタログ燃費よりも若干燃費は落ちますが、実燃費は気温や悪路などの外的要因の影響を受けるため、ある程度は悪化すると考えられます。
他社のSUVと比較すると、エクストレイルのライバル車としては、トヨタの「RAV4」やスバルの「フォレスター」などが挙げられます。
この2車種と新型エクストレイルの燃費を比較すると、エクストレイルはRAV4のハイブリッド車には劣っていますが、フォレスターよりも低燃費を実現しています。
ミドルサイズSUVとしては燃費も十分なので、ロングドライブもより楽しめるエコカーとして活躍できるでしょう。
まとめ
引用元URL:https://www.nissan.co.jp/SP/X-TRAIL/ARTICLE01/
今回は新型エクストレイルe-powerの性能や燃費について紹介しました。
上質でタフな存在感のある新型モデル。
9年ぶりのモデルチェンジでe-4ORCE、e-power、VCターボという先進技術を搭載して登場しました。
高級感もありながら、スポーティな走りも出来る。
それでいて低燃費。
新型エクストレイルは日産の最新技術の象徴とも言える車なのではないでしょうか。