ヤリスクロスe-Fourのデメリットは⁉雪道は安全なのか⁉
トヨタで人気のコンパクトSUVモデルであるヤリスクロスには、ガソリンモデルとハイブリッドモデルがあります。
パワートレインが違うグレードを豊富にラインアップしている点で、トヨタの顧客ニーズに対する対応力が大きいと感じます。
また、ヤリスクロスは世界戦略車として各国で販売されています。
という事は、日本よりも寒いヨーロッパの国々でも販売されているとも言えますね。
ガソリンモデルの4WDとハイブリッドモデルのe-Fourでは、システムに違いがあります。
このヤリスクロスのハイブリッドグレードの4WDシステムに搭載されているe-Fourのデメリットには、どのようなことがあるのでしょうか?
今回は、ヤリスクロスe-Fourのデメリットを紹介しながらメリットの話もし、雪道は安全なのかを調査してみたいと思います。
ヤリスクロスe-Fourのデメリットとは?
ここでは、ヤリスクロスe-Fourのデメリットにはどのようなものがあるのかを検証し、紹介していきます。
ハイブリッドFFモデルに比べると燃費性能がダウンする
同グレードのハイブリッドFFモデルと比べて、e-Fourの燃費性能は、2㎞/lほど低下しています。
2輪と4輪の駆動方式の違いから、燃費が悪化しているのですが、そもそもFFモデルで充分な地域などに住んでいる人からすると、デメリットでしかないといえます。
ガソリングレードと比較するとかなり車両価格が高い
ハイブリッドモデルを生産しているメーカー最大の難関でもあるのが、ガソリン車とのコスト競争です。
ヤリスクロスというコンパクトセグメントモデルでも、同グレード間で約30万円強ハイブリッドモデルの方が車両価格が高くなります。
年間走行距離が少ないサンデードライバーさんなどは、車両価格が高いことで車両を維持する総コストが上がるのでデメリットとなるでしょう。
走行性能的なデメリット!(特に雪道で)
これぐらいの雪道だと、安定した走りができるんだが・・・
— クロ-NX@北 (@YARISCROSS_46) December 30, 2022
凍結路面はイヤだ#ヤリスクロス#雪道 pic.twitter.com/eY5nvxmB6j
ハイブリッドe-Fourとガソリンモデルでは、4WDシステムの採用方式が違います。
雪道でも通常走行はFF駆動が基本というのがデメリット
ハイブリッドe-Fourの稼働状況を調査すると、どうやら雪道であっても基本走行はFFとなっています。
圧雪路面などの場合は、FFでも問題ないと考えますが、アイスバーンや交差点内、坂道の上り下りなどでも走行している間は、基本FFというのがかなり心配になり、この心配がデメリットとなりえます。
滑りを検知したら4WD作動が実はかなり怖い
雪国に住んでいる筆者が一番感じたのは、滑りを検知したら4WDが作動する仕様という点です。
滑ってから4WDになっても、滑ってしまうので、あまり効果的な4WDではない気がします。
横滑り防止やTRCといった制御が付いているのですが、これも基本滑ってから作動になるので、峠などでは、ドライバーがかなり怖い思いをすることが多いでしょう。
雪道走行性能的には、常に4WDである方がかなり安心だと考えます。
※ヤリスクロスガソリンは、通常の4WDシステムにダイナミックコントロールを追加し、4輪に適切なトルクを配分するシステムです。
ヤリスクロスe-Fourのメリットとは?
先程は、ヤリスクロスのデメリットについてお話ししました。
ここでは、ヤリスクロスe-Fourのメリットについて解説します。
ガソリンモデルの4WDに比べてかなり高燃費性能
ハイブリッドのFFとe-Fourでは、燃費性能がFFの方が当然良いためデメリットとなりました。
しかしながら、ガソリンの4WDとe-Fourでは、後者の燃費性能が、11㎞/l強良い状態です。
ガソリンのFFと比較しても、10㎞/lほど良い状況なので、ハイブリッドシステムでメリットがかなりあるといえます。
ヤリスクロスe-Fourのシステムは雪道でもかなり使える
先程、e-Fourのシステムは、雪道で不安であるというデメリットを話しました。
もし、「とてもじゃないけど、こんなe-Fourなら走られない」という場合は、さすがに雪国で売れないだろうと考えます。
しかしながら、筆者の住んでいる雪国地域でもヤリスクロスはよく見かけます。
実際の所、ヤリスクロスe-Fourに乗っている知り合いに聞きました。
すると、基本的な雪道を走行する場合は、システムがしっかり機能することで大きな不安なく走行できているとの話でした。
ヤリスクロスe-Fourは雪道で安全なのか⁉
ヤリスクロスe-Fourは雪道で安全なのか!?というお題に結論付けてみたいと思います。
一般的な圧雪の雪道では安全に走行できるし安心走行
先程メリットの中でお話ししましたが、基本的な雪道などの場合では、e-Fourシステムがしっかり稼働することで、そんなに不安なく雪道走行できると考えます。
峠のアイスバーンなどでは注意が必要
峠のアイスバーンの下りなどでは、システム制御を上回る滑りが発生すると、かなり不安定走行になりえます。
例えば、左カーブでフロントが外に開くと、システムが制御して内側に戻そうとするのですが、今度リア側が外に開くと、外を制御します。
この繰り返しになり、ドライバーはかなり不安になります。なぜなら下りのカーブだからです。
雪が緩んでガタガタになった道はかなり苦労する
でも本当に中道入れる道少ない札幌市内
— rikiya@リキヤ (@bisiyarikiya) March 9, 2022
下手に入ると車は埋まるし
歩くのも排泄してない道路は父歩きずらいと言ってた
運よく我が家前は排泄完了2月末
車もスムーズ出入り出来てる感謝 pic.twitter.com/yF0s1UIHis
ヤリスクロスだけでなく、トヨタのハイブリッド系にすごく多くみられるのは、市街地のガタガタ路面で埋まって脱出できない光景です。
市街地の凹凸の激しい道や轍の深い道は、ヤリスクロスe-Fourだとかなり苦労するかもしれません。
筆者は、実際に埋まって脱出できない(軽4輪などは脱出できている)光景をたくさん見ています。
特殊な要因での走行では、e-Fourよりもガソリン4WDの方が安心だと考えます。