ハリアーPHEV車の燃費は良い⁉ライバル車と比較!!
ハリアーは、ガソリンモデルから始まり、2005年にハイブリッドモデルがラインアップ、そして現行型からPHEVモデルが追加されました。
現行型ハリアーには、ガソリンモデルとハイブリッドモデル、そしてPHEVモデルがあるということです。
では、一番燃費が良いとされるPHEVモデルは、実際に燃費が良いのでしょうか?
今回は、ハリアーPHEV車の燃費は良いのかという点を、ライバルモデルと比較しながら検証してみたいと思います。
日本に導入されているPHEV車は、まだ世界と比べて多くはありません。
よって、セグメントが同じライバルが少なくなってしまいます。
ここでは、セグメントやディテールが違うことを理解してもらいながら、PHEVとして純粋に燃費性能の話を比較していきます。
ハリアーPHEV車の燃費は良い⁉『特徴』
引用:https://toyota.jp/harrier/?padid=from_harrier_grade_navi_top
まずは、ハリアーPHEV車の特徴や公表燃費、車両価格、さらには巷の実燃費などについて調査してみました。
ハリアーPHEVのモデル特徴
システム合計出力は、306psとかなり余裕のある馬力となっています。
一番の特徴は、電気のみの走行にてWLTCモード93㎞の走行が可能となっている点でしょう。
これは、ハイブリッド技術のトヨタがPHEVモデルを開発すると、バッテリー容量などをしっかり開発できた点でしょう。
ハリアーPHEVの車両価格や諸元表
グレード名 | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
Z | フルタイム4WD | 20.5km/l | 6,200,000円 |
620万円という車両価格は、ハリアーモデルの中で一番高額なモデルになっているといえます。
ハリアーガソリンモデル最高グレードで4,538,000円、ハリアーハイブリッドモデル最高グレードで5,148,000円です。
全長×全幅×全高 | 4740×1855×1660mm |
室内長×室内幅×室内高 | 1880×1520×1215mm |
ホイールベース | 2690mm |
車両重量 | 1950kg |
タイヤサイズ | 225/55R19 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 55リットル |
ガソリンモデルとハイブリッドモデル、PHEVとでの大きな違いは、車両重量ではないでしょうか。
PHEVのシステムを搭載したことによる車両重量増加が一番の違いでしょう。
ハリアーPHEVの巷の燃費は?
公表値では、ハリアーハイブリッド4WDが21.6km/lという燃費になっています。
一方ハリアーPHEVは、20.5km/lです。
車両価格が100万円以上高く、充電スタンドが必須なことから、PHEVを敬遠するケースも多いと感じます。
ハリアーハイブリッドとの比較は別にして、ハリアーPHEVモデルの燃費性能が悪いという評価は少ないと感じました。
ハリアーPHEV車の燃費は良い⁉『ライバル燃費』
それでは、ハリアーPHEVのライバルモデルの燃費性能はどうでしょうか?
三菱 アウトランダーPHEV
グレード名 | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
M | フルタイム4WD | 16.6km/l | 4,841,100円 |
G | フルタイム4WD | 16.2km/l | 5,179,900円 |
ブラックエディション | フルタイム4WD | 16.2km/l | 5,267,900円 |
G | フルタイム4WD | 16.2km/l | 5,271,200円 |
ブラックエディション | フルタイム4WD | 16.2km/l | 5,359,200円 |
P | フルタイム4WD | 16.2km/l | 5,705,700円 |
アウトランダーは、WLTCモードで83㎞~87㎞という電気走行距離になっています。
この電気モード走行距離の差が燃費差として出てきている気がします。またハイブリッドモードでのシステム能力の違いもあるかもしれませんね。
ただし、ハリアーPHEVはワングレードなのに対して、アウトランダーPHEVは6グレード展開しています。しかもかなり車両価格が安いです。
マツダ CX-60PHEV
グレード名 | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
PHEV エクスクルーシブスポーツ | フルタイム4WD | 14.6km/l | 6,099,500円 |
PHEV エクスクルーシブモダン | フルタイム4WD | 14.6km/l | 6,099,500円 |
PHEV プレミアムスポーツ | フルタイム4WD | 14.6km/l | 6,462,500円 |
PHEV プレミアムモダン | フルタイム4WD | 14.6km/l | 6,462,500円 |
CX-60は、マツダが作ったPHEVモデルです。PHEVとしての燃費性能は公表値ではあまり高いとは言えないのが現状です。
マツダとしては、まだ発展途上の分野であると感じます。
マツダの場合は、ディーゼルモデルがラインアップしていることから、今後はディーゼルモデルのPHEVがラインアップしたら面白いといえます。
現段階では、燃費性能および車両価格でハリアーPHEVに分があるといえるでしょう。
ボルボ XC60リチャージ
グレード名 | 駆動方式 | 燃費 | 価格 |
リチャージ アルティメット T6 PHEV | フルタイム4WD | 14.3km/l | 10,190,000円 |
さすがボルボです。車両価格は桁が変わってしまいました。
ボルボに乗りたいという思いが強くなければ手を出せない印象です。
燃費性能的には、現段階でハリアーPHEVの方が高いといえます。
さいごに、、、
ハリアーPHEVのライバルは、アウトランダーPHEVが濃厚になりそうです。
また同じトヨタから出ているRAV4PHEVやプリウスPHEVなども、PHEV部門ではライバル車種といえるでしょう。